厳しい現実シニアの転職

シニアのつぶやき

いきなり厳しいお話から書き始めますが
結論はシニアの転職は大変厳しいです。
転職を迷っている方の参考になればと思い
個人的なことですが私の体験も交えて
感じたことを書きたいと思います。

ここでは、役員なって経営者の人脈が
ある方や知人の紹介を使って転職が
できる方には当てはまらない内容です。

転職を考えているなら

50代に入ると役員候補に
選ばれている方を除いて多くの方が
定年を意識し始めると思います。
ここで、転職を真剣に考えている
のだとしたら
50代半ばまでに決めるのが
リミットだったと思います。
この最後のチャンスを逃したら
最低2年間は再雇用で頑張る

ことをおすすめします。
※なぜ最低2年間かは別の記事を
書きたいと思っています。

私の場合、良いオファーが来たのは
実際53歳が最後でした。
それ以降はピタリとオファー
が無くなりました。
50代前半は、責任ある立場で
仕事をしていたため忙しく
転職の現実が見えていなかった
なと感じています。
それに、その時の状態を基準にして
より良い条件で転職したいと
欲もでてしまいますからね。

定年退職後の転職は一層厳しい

迷いながらも、定年退職後は結局
それまで勤めていた会社で再雇用を
選択しました。
働きながら複数の転職サイトや
エージェントも活用して転職活動を
続けてきました。
以前と比較して希望条件も妥協したし
あわよくばと思っていましたが
全く考えが甘かったことを実感しました。
まず、書類選考が通らない。
年齢でふるい落とされてしまいます。
冷静に考えれば、自分が採用する立場なら
やはり若い人を取りたくなります。
定年退職後の年齢の人はそもそも
採用の対象にならないわけです。
自分だけがこんな状況だったら情けない
と思い同年代の状況を聞けばほぼ同じ。
ここまでくるとだんだん冷静になってきて
これが現実なんだと思えてきました。

再雇用も悪くないかも

冷静になり現実が受け入れられると
再雇用の5年は会社卒業までの
助走期間になると思えてきました。
それに社内の人的ネットワークは
できているので担当者になっても
概ね仕事は動かせます。
むしろ、責任がほぼなくなってのびのび
と仕事ができるかもしれません。

また、収入面は大幅に下がったとはいえ
残業がつけられるようになることと
定年前の給与から75%未満になると
高齢者雇用継続給付金を受取る
ことができます。
61%未満まで給与が下がると
給与月額の15%が支給されます。
※支給率15%が上限
この給付金は、総支給額に対して
15%分が支給されます。
仮に本給+残業代+交通費の合計が
25万円だったとしてこの金額が
定年前の月額給与額の61%未満
相当の金額なら
25万円×15%=3.75万円
となり給与とは別に給付金として
3.75万円が支給されます。
1年分だと45万円になるので
大変ありがたいですね。
そういったことから再雇用は
多くの方には悪くない選択
だと感じています。

家計の見直しは必要

最後に、そうはいっても現実収入減は
避けられないので家計の見直しと
毎月の家計管理は重要になります。
ちゃんと管理すれば思っている
以上に支出は減らせるものです。

また、どうしても収入を増やしたい
場合は思い切って妻に働いてもらう
お願いすることも重要な方法と思います。
その代わり積極的に家事に取組む
ことが重要なポイントです。

結局は、会社の看板も肩書も
はずれて一個人になるので
自分と家族の時間を大切にして
楽しく生きてゆくことが
最も重要だと実感しています。
これを目指してまいりましょう。

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