民間保険は必要か(1)生命保険

保険

いまでも、就職すると保険の仕事をしている親戚や知人
更には、会社に来ている生保レディーから生命保険に
入ることを勧められるのでしょうか?

私が就職したころ、と言っても30年以上前の話になりますが
会社では昼休みになると当時は保険のおばちゃん達が押寄せて
「就職したのだから生命保険ぐらい入りましょう」
とか言って勧誘していました。

【最初に結論】
全ての世代に大きな保証は基本不要
と考えます。
特に独身の方に生命保険は不要!
シニア世代も子供が独立していれば不要!
生命保険の保障が必要になる期間は、
子供ができてから成人するまでと考えます。

そもそも、保険の役割は、めったに起こらないけれど

起こった時には対応できないような損害を被るためのものです。
確率の話ですが、下記に示す通り今では約9割の方が65歳まで死にません。

参考:人の生存確率
    男   女
40歳 98.4% 98.9%
65歳 89.6% 94.4%
晩婚化が進んだものの多くの方は60歳前後にはお子様が成人、就職するのではないでしょうか。
※引用:厚生労働省発行 令和4年簡易生命表の概況
life22-15.pdf (mhlw.go.jp)

公的な保証
万が一のことがあった時には、国の保証があります。
遺族基礎年金:年額約81万円支給(令和6年4月から)

子供ある場合には、ここに下記の金額が加算されます。
816,000円+2人目以降の子の加算額
・1人目および2人目の子の加算額 各234,800円
・3人目以降の子の加算額 各78,300円

詳細は、年金機構のWebを参照ください。
引用:遺族基礎年金(受給要件・対象者・年金額)|日本年金機構 (nenkin.go.jp)

生命保険を契約した場合の想定支出
30歳の男性が大手生命保険会社で契約した場合の想定支払い保険料
保証内容
終身保険:300万円
定期特約:2,000万円
月額保険料:15,000円(年間保険料:180,000円)

掛捨てならネット保険で試算すると
死亡保険金2,500万円
毎月の保険料:2,300円

この差、なんと毎月12,700円!

毎月、何万円も生命保険料を払うぐらいなら
新NISAの積立投資に回してはどうでしょう!

この差額は、投資で増やしてはいかがでしょう。
例えば、これを全額NISAで積立てたら
毎年、152,700円積立投資ができます。
仮に年利5%として積立投資を続けると

     投資元本     投資評価額
10年後:1,527,000円  1,920,000円
20年後:3,054,000円  5,049,000円
※下三桁は、四捨五入

死亡する確率は思ったより少ないですし、
十分ではないにしても公的保証も用意されています。
そのようなことから、保証はそこそこ維持して支出を減らして
それを資産形成に回して作りゆとりある生活が送れるのではないでしょうか。

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